傑作を生むデジイチ
優れた画質や、多彩な機能を持つデジタル一眼が
人気を集めている。高画質であること、
そして使いこなすほどに自由な撮影をサポートする
充実の機能を持ち、男の“道具”としても不足ない。
そんな条件を満たす新モデルとして登場したのがペンタックスの「K10D」だ。撮影の相棒として手になじむこのカメラを持って街に出れば、何気ない風景にも命が吹き込まれ、思わずシャッターを押したくなるシーンが眼前に広がる。
写真家としての活動に加えてカメラ雑誌のインプレッションでも活躍する河田氏。ペンタックスの各モデルの使いこなしにも詳しく、「K10D」の魅力を引き出す撮影やシーンのアドバイスをもらった。
人気を集めるデジタル一眼だが、そもそもコンパクトデジカメに比べてのアドバンテージはどんな点にあるのだろう。写真家の河田氏にまずはデジタル一眼の魅力について聞いた。
「ひとつは撮影するシーンや被写体に合わせたレンズ選びや露出制御ができることです。例えば身近なポートレート撮影でもその差が現れます。美しいポートレートは人物などを背景から浮き上がらせて撮るのがコツ。そのときに背景の“ぼけ”を美しく演出するのがレンズの能力です。
しかしコンパクトデジカメに装備されている焦点距離の短いレンズでは“ぼんやりした背景の中にくっきりと浮かび上がる人物”といった効果が得にくいんです。質の高い交換レンズを多数用意しているデジタル一眼ならこのようなポートレートはもちろん、広角から望遠まで用途に合わせたレンズ群を選べるのが魅力です。」
ところでカタログで見る画素数はデジタル一眼もコンパクトデジカメも差がなくなってるように見えるが?
「デジタル一眼の撮影素子(CCD)はコンパクトデジカメに比べて実に約10倍以上のサイズを持っています。つまり同じ画素数であっても光を受ける面積が大きいというわけです。これが美しい写真には大切な点です。結果的にはノイズの少ない美しい画質、そして明るいところから暗いところまでを幅広く表現できる能力も高くなるんです。そのため絶対的な画質はデジタル一眼の方が高くなると言うわけです。画質は画素数(解像度)だけで決まるものではありません。」
そんな魅力的なデジタル一眼だが、さまざまな性能や機能の中からどんなポイントを考慮して自分に合ったモデルを選べば良いのか。
「良いカメラの基準はもちろん画質が良いことです。今回撮影に使ったペンタックスの「K10D」は有効1020万画素の高い画素数はもちろんですが、被写体の明暗やトーンを滑らかにナチュラルに表現することができる高性能なA/D変換や画像処理エンジン「PRIME」が搭載されていて、画質の点で非常にポテンシャルが高いでしょう。」
画素数や画像処理エンジンなどの基本スペック=デジタル一眼の画質の良さにつながるのだろうか。
「画質は総合的なものですからそれだけでは判断できません。今注目されているのは手ぶれ補正とCCDへのホコリ付着を防ぐ機能です。
まずは手ぶれ補正です。機動性を大切にするからこその手持ち撮影の場合、手ぶれで写真のシャープさが失われることもあります。暗い環境はもちろんですが、通常は大丈夫と思っているシャッタースピードでも微妙な手ぶれが起きていることもあるんです。これを防いでくれるのが手ぶれ補正です。
またCCDの前に付着したホコリは写真ではツブツブの汚れになります。いくら高画質な心臓部を持っていてもこれでは良い写真は撮れません。特にデジカメでは重視される機能です。
これらの2つの機能はこれからのデジタル一眼のベーシックな機能になるでしょう。それを両方搭載しているのが「K10D」です。より高画質な写真を撮るためのポイントはここですね。」
絞り値:F2.4、シャッター速度:1/8秒、ISO感度:800
次にデジタル一眼を道具として選ぶ場合に、手に持って出かけたくなる“もの”としての魅力も欠かせない一面だ。
「カメラはシャッターを押す、ダイヤルを操作する、ファインダーを見る、など体と一体になって使う道具ですから特にフィーリングが大切です。グリップを握った感覚もモデルによって違いますからしっくり来るものが良いでしょう。またシャッター音も心地よさにつながるので大切なポイントです。さらに「K10D」が優れているポイントは視認性に優れたファインダーです。普及クラスのデジタル一眼に多いペンタミラーではなくガラスのペンタプリズムを使っていること、そして倍率も高いため“よく見える”んです。ファインダーの視認性が高いことは撮影が心地良くなる大きな要素なんです。これらのフィーリングは売り場でぜひ試して下さい。」
使いやすいデジタル一眼を考えるときに、チョイスの要素となる点は他に何があるのだろうか。
「風景写真やポートレートなど野外で撮影するシーンが大半を占めると思います。そんなとき、特に注目したいのは「K10D」の防塵・防滴構造です。シーリングを施したボディは少々の水滴は気にせず撮影に専念できるのです。」
※写真のレンズは、防塵防適仕様ではありません。